長嶺そよかぜクリニック
婦人科
熊本市月出6丁目5-130(地図)
駐車場:18台
TEL:096-285-4121
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子宮がん
子宮頚がん
子宮体がん
子宮筋腫
子宮内膜症
卵巣腫瘍
更年期障害
性行為感染症
ワクチン
 
子宮の病気には様々なものがあります。しかし「聞いたことはあってもよく知らない」という方が多いのではないでしょうか。以下、代表的な疾患についてのご説明です。
子宮がん
子宮癌には子宮頚がんと子宮体がんがあります。その違いは、頚がんは子宮の入口の子宮頚部に、体がんは子宮の奥の子宮体部にと、がんのできる場所で区別されます。いわゆる一般的に子宮がん検診 といわれるスクリーニング検診(ドックやバス検診などの検診)では、子宮頚がん検診だけを行うことが多いようです。
子宮頚がん
初期には自覚症状がありません。進行すると不正出血や、においの強いおりものが増加します。子宮頚がんは30〜40歳台に多くみられますが、ここ10年若年化が進んでおり、現在は、国の方針としても、20歳からの検診を勧められています。

子宮頚がんは、子宮頚管の異型上皮といわれる、正常を逸脱した状態から、一般的には、年単位の期間を経
てがん化し、上皮内がん(進行期0期の子宮頚がん)、さらには進行がんへと進行すると考えられています。異型上皮は程度により軽度、中等度、高度の3つ異型上皮に分けられ、程度が高度になるほど将来上皮内癌へ移行する可能性は高くなります。しかしながら、軽度異型上皮が上皮内癌になる割合はおよそ1〜3%、高度異型上皮でも10数%といわれ、すべての異型上皮が癌化するわけではなく、自然治癒する場合もあります。検診の目的は、まさにこの段階でみつけることにあり、他のがん検診と異なる点です。

●子宮頚がん検診は
子宮頚がんの検診にはスクリーニング検診(一次検診)とそれに続く精密検査があります。スクリーニングでは、子宮頚管から細胞をぬぐって採取する細胞診(ときにコルポ診といわれる拡大鏡検査も併用します)を行います。細胞診は通常痛みはありません。細胞診で異常があった場合、精密検査としての組織検査が行われます。診断結果が、軽度や中等度異型上皮の場合、3〜6ヵ月に1回、繰り返し再検診(細胞診、ときにコルポ診と組織診を行います)を行います。高度異型上皮では、軽度や中等度異型上皮と同様に再検診をしながら経過をみていくときもありますが、子宮頚部の円錐切除術(通常メスによる切除とレーザーメスによる切除があります)により、病変を含む子宮頚部全体の組織検査(治療)をすることもあります。上皮内がんに対しては、子宮全摘出術が行われることもありますが、分娩経験のない女性など、子宮を残したいご希望がある場合には、高度異型上皮のように子宮頚部円錐切除術で治療を行うこともあります。

★子宮頚がん検診は、年齢に応じて自治体の補助があります!

★子宮頚がんは予防できます!
頚がんワクチンサーバリックスが開始されました。⇒詳しくはコチラ
子宮体がん
月経以外の出血や、閉経後の出血など、いわゆる不正出血がある場合は、子宮体癌の検査をお勧めします。40〜50歳台に多くみられます。
● 子宮体がん検診は
子宮体がんは通常、検診というスタイルではあまり行われません。頚がんの検診に比べて、やや診断能力が低下するからです。したがって、一般保険診療で行われることが多く、その場合は、体がん細胞診検査に加えて、当院では超音波検査による子宮内膜の観察を併用することで、体がんのスクリーニング的診断能力を高めることに努めています。その結果それに続く精密検査が必要な場合は、子宮内膜の組織検査へ移行します。両者とも、頚がんの検査に比べると、若干の痛みがあります。それでも白黒はっきりしない場合は、子宮内膜全面そうはを行うケースもあります。これは、疼痛が強いので、通常は静脈麻酔による鎮痛の下に行います。
子宮筋腫
子宮の筋肉(平滑筋)から発生する良性腫瘍です。40代の女性の4人に一人にみられる疾患です。自覚症状として、●生理痛がひどい ●生理の量が多い ●生理がながびく ●貧血症状がでる ●不正出血 などがあります。しかし無症状の場合や、症状が軽い場合には急いで治療する必要はなく、半年に一度の定期検診で経過を見るケースがほとんどです。生理痛がつ
らいなどの重い症状のとき、他の臓器に影響が見られるときなどは、治療を行います。治療は大きくわけて、●鎮痛剤などの薬物対症療法 ●ホルモン療法 ●手術療法などです。患者さんの状態、希望にて選択されます。
子宮内膜症
子宮内膜が、子宮内腔または子宮筋層以外の部位で発生・増殖する病気です。生理痛が最も多い症状ですが、性交痛、排便痛、腰痛も出現し、不妊症の原因にもなります。子宮筋層に発生したものは、子宮腺筋症という病名で呼び、卵巣に出現したものはチョコレート嚢腫といいます。 20代でも頻繁にみられる疾患です。治療は、薬物療法と手術療法に大別されますが、薬物療法は近年新薬の出現で、その選択肢が大きく広がりました。
卵巣腫瘍
発生する頻度は、女性の全生涯でみると5%前後とされています。卵巣腫瘍は、多種多様ですが大部分は良性で、機能性の場合も数多くあります。腫瘍マーカー、画像診断も合わせて、経過観察でよいのか手術適応かを判断します。
更年期障害
40代から少しずつ始まり、のぼせ、肩こり、動悸、抑うつ状態、不眠など様々な症状があります。当院では、患者様の症状を充分お聞きした上で、適切な治療を行っております。治療には、漢方薬、ホルモン補充療法(内服、貼付剤)、安定剤など種々のものがあります。
性行為感染症
症状は、おりものの増加、外陰部の痛み、かゆみ、下腹部痛などがあります。 代表的な疾患としては、クラミジア、淋病、ヘルペス、カンジダなどです。症状がない場合も、パートナーの方が治療しているケースなどは受診しましょう。
ワクチン
当院では、子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)が接種可能です。電話でご予約下さい(285-4121)。
10歳以上の女性に接種可能です(当院では、年齢に応じて、小児科医または産婦人科医が対応します)。
◇ワクチン接種不適当者は以下の通りです。
  @明らかな発熱(>37.5度)を呈している方
  A重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  B本剤の成分に対して過敏症を呈したことがある方
  C他、予防接種を行うことが不適当な状態と判断された方
◇他のワクチン製剤との接種間隔
生ワクチン製剤(麻疹・風疹・麻疹風疹混合・おたふく・水痘ワクチンなど)は27日間以上
不活化ワクチン製剤(インフルエンザワクチンなど)は6日間以上
◇受診のながれ
受付け後、問診票の記載、効果・副作用等の説明書を読んでいただいた後に同意署名を頂き、体温測定、医師診察後接種を行います。 接種後の状態観察を約30分院内でさせていただいた後、受付で会計、ご帰宅となります。
◇ワクチンは、初回、1ヶ月目、6ヶ月目の3回の接種が必要です。
◇本ワクチンは保険適応外ですので、自費診療となります。
費用は1回目:17,000円、2回目:15,500円、3回目:15,500円(3回で48,000円)です。なお、原則同じ施設で3回施行された方がよいですが、2回目以降から当院で希望される場合は、患者さまの2回目でも当院での1回目の費用がかかります。
◇ワクチン接種による副作用などで治療が必要な場合は、通常の保険診療で対応します。
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